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松戸で働く人:駅前の老舗不動産「株式会社有田商店」 前編
松戸で事業をされている方、松戸で働いてる方にインタビューをすることで、松戸の魅力や課題を共有できたら、まちづくりのきっかけになるのではないでしょうか。
今回そんな趣旨で、老舗の不動産として90年以上松戸で事業をされている株式会社有田商店の有田一滋社長にお話を伺いました。
松戸駅周辺のまちづくりと老舗不動産
株式会社有田商店について簡単に説明しますと、松戸駅西口から徒歩1分の場所で、有田不動産を経営されていて、不動産業の枠をこえて松戸駅周辺のまちづくりについても活動されています。
有田一滋社長はお父さんである先代の後を継いで、2012年から不動産経営をされています。まずは松戸の不動産業とまちづくりへの関わり方について質問してみました。
有田社長(以下敬称略):じつは、不動産が地域密着でまちづくりをやろうというケースは少ないんですよ。祭りなどの地域行事に参加するといった関わり方が一般的です。
ただ有田商店の場合は、昭和初期に曽祖父が果物屋を創業し、祖父と続いて、父が1980年に不動産業を開業して、「松戸駅前をなんとかしたい」「松戸を良くしたい」という想いでコツコツとやってきたのでその遺志を継いでいます。
有田:私自身は、2012年に松戸にもどってきたのですが、それまでは都内の賃貸事業の会社で行政との折衝や工場誘致などに取り組みながら全国の町を見てきました。
たとえば、各駅列車しかとまらない駅に急行をとめてもらうような交渉を鉄道会社としたり、地域住民と交渉したり、いろいろやらせてもらいました。
2012年に後を継いだとき、有田商店のポジションとしても松戸駅前のまちづくりやるんだよねという周囲の期待もあったし、そういう想定で戻ってきました。
―今後、どんなまちづくりを目指されてるんでしょうか。
有田:松戸は、北千住と柏という商業の発展している都市に挟まれているので、大型テナントを誘致して商業で盛り上げるというよりは、究極のベッドタウンを目指した方がよいと考えています。
そのため、近隣の市のようにファミリー層を増やすための優遇措置を行政にお願いしています。
クリーンなイメージにつながるテナント誘致
―松戸が子育てするのに住みやすい街になるために、不動産会社としてどんなことができそうですか?
有田:たとえば、ファミリー層にとってクリーンなイメージにつながるようなテナントを、空きビルにいれるように努力しています。
ほかには、世間で待機児童が問題になっているのであれば、子供を預けられるテナントを誘致するとかですね。
―街全体のイメージを意識しながら、テナントを誘致されているんですね。
有田:オーナーさんにまちづくりいついての理解があることが大事ですね。そうでないオーナーさんの場合、お店だったらなんでもいいってなりますからね。
ただ、オーナーさんが地元で商売されている方なら、事前に打合せをして、いまこういうテナント入っているけど、新しくテナント入るならこういうのがいいですよねという話をしています。そうすれば、必然的にファミリー層にとってイメージの良いテナントが入ったビルになります。
そういうテナントビルが増えると松戸のイメージが良くなるし、松戸のイメージが良くなると松戸駅周辺の住宅マンションが埋まって人口が増えて、そうするとまたイメージの良いテナントが増えるという好循環が生まれます。
松戸駅周辺の活性化にはオーナーさんの協力が不可欠
―クリーンなイメージにつながるテナントを誘致するために説得されたりするんですか?
有田:説得するというよりは、有田商店のスタンスを理解して頂いているオーナーさんのほうが多いですね。
―素敵なお店ができる裏側には松戸のイメージを考えて動いてる方がいるんですね。
有田:ただ、まちづくりを意識したテナント誘致をやっていると時間がかかるので、オーナーさんに嫌われることもあります。
たとえば、ビルの家賃が月50万円だったら、3ヶ月間空くとオーナーさんにとって150万円の損失になりますからね。
―テナントにとって魅力的な街であることも求められそうですね。
ここまでがインタビューの前編ですがいかがだったでしょうか。
有田社長へのインタビューを通して、松戸のイメージを上げていくことが、松戸の街づくりにとって大事なんだということがわかってきました。
インタビューの後編では、松戸のイメージ戦略についてさらに掘り下げていきます。
(2016/08/19)
提供元:「松戸NOTE」
著者プロフィール
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higashikubo
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2014年3月から松戸に住み始めて、2015年11月に松戸の情報サイト「松戸NOTE」を、プライベートでスタートしています。
普段は、インターネット業界でマーケティングや分析の仕事をしています。
松戸に住んでる人たちが、ちょっと自慢したくなるようなお店やイベントを見つけては取材して記事にしていく予定です。
http://matsudonote.com
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