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コメイチvol.8が開催されました。

「おこめのいえ手創り市(コメイチ)vol.8」開催。築100年の古民家の中庭はこう使われるようになった!

「おこめのいえ手創り市vol.8」が大盛況

MAD City入居者であるWEBデザイナー/アニメーション作家の安藤早織さんと篠澤史子さんが主催をつとめる「おこめのいえ手創り市」が開催されました。今回で8回目のこちらのイベントは布小物、雑貨、アクセサリー、お菓子、有機野菜、カレーなど、さまざまな手作り品が集まるハンドメイドマーケットです。

おこめのいえ手創り市(ウェブサイト)
おこめのいえ手創り市(Facebook)
おこめのいえ手創り市(Twitter)

愛称・コメイチ。明治や大正に建てられた古民家と緑豊かな中庭でだいたい隔月で開催されている松戸の人気イベントです。

愛称・コメイチ。明治や大正に建てられた古民家と緑豊かな中庭で、だいたい隔月で開催されている松戸の人気イベントです。

会場はかつての宿場町「松戸宿」の一角、そして松戸駅前のマンション群のど真ん中に、まるで奇跡のように残っている古民家群である「古民家スタジオ 旧・原田米店」の中庭です。

会場である「古民家スタジオ旧・原田米店」は大正時代の米店跡地を活用した店舗やアーティストのスタジオ群です。周りをタワーマンションに囲まれています。

会場である「古民家スタジオ旧・原田米店」は、大正時代の米店跡地を活用した店舗やアーティストのスタジオ群です。周りをタワーマンションに囲まれています。

9月初旬の暑すぎず寒すぎずもない気候のもと、想像を超える参加者がいらっしゃいました。通常は300人ほどの来場だそうですが、今回は開場1時間ほどで400人を超え、入場するために行列するという事態に。

筆者も参加しましたが、子供連れのお母さん方や女性の参加者が多かったです。食べ物はキーマカレー、パン、焼き菓子、有機野菜、梅ジュースに冷たい飲み物まで。雑貨は革・布小物や編物、ブローチや絵本にポストカード、そして扇子やうちわへの筆耕実演販売まで、まさに”手創り市”でした。

今回はいつもの3倍?!くらいの参加者だったそうです。

コメイチの様子。今回はいつもの3倍?!くらいの参加者だったそうです。

 「おこめのいえ手創り市」は場所ありきで始まった

会場である「古民家スタジオ旧・原田米店」は400坪近い敷地に大小5つの建物が並んでいます。これだけ広い敷地に築100年の古民家と中庭があります。”この場所を楽しいことに使いたい”という安藤さんの思いがこのイベントの端緒です。近隣がタワーマンションや駐車場に変わっていく中で、そこだけが空が広く、しっとりと静かな時間が流れています。こういった貴重な場所は活用しないともったいないですね。

今後の「おこめのいえ手創り市」

NHK BSプレミアムの「TOKYOディープ!」という番組の取材も入っていました。10月5日(月)午後7時〜7時30分の放送予定です。松戸が特集されるなか、取り上げられる可能性があります。

次回は11月!拡大版を開催予定

さらに、いつもは28店舗の出店ですが、次回11月は41店舗の出店の予定という拡大版を開催予定とのことです。

おこめのいえ手創り市vol.8無事終了しました。西口デッキでの開催を合わせると9回目の開催でした。おこめのいえ手創り市、実は「さんぽの達人」や「東葛まいにち」さんなど、さまざまな媒体に取り上げていただいているのですが、今回「…

Posted by おこめのいえ手創り市 on 2015年9月6日

MAD Cityでは住民主催のイベントやプロジェクトが盛んに開催されています

MAD Cityでは、改装可能・現状回復不要な賃貸物件を通じてアーティストやクリエイターに引っ越していただき、入居者間の交流や入居者が主体となるイベントやプロジェクトの立ち上げや運営のサポートを行っています。例えば最近では、賃貸マンションの共用部のドアに「マイナンバー」をペイントするプロジェクトや、同じく賃貸マンションの屋上を使ってビアガーデンをするイベントなど、入居者自身が主催者となった取り組みが盛んです。

こうした自発性や創造性に基づいて日常の暮らしを少し豊かにするような取り組みが生まれ、そして人や情報が集まってきてまた新しい取り組みが誘発される…。MAD Cityではこのような「アソシエーション」の創出を実現する「アソシエーションデザイン」を研究しつつ、まちづくりを実践しています。これらの議論はウェブマガジン「dotplace」での連載でご覧いただけます。

アソシエーションデザイン つづく世界のつくり方(DOTPLACE)

アソシエーションデザイン つづく世界のつくり方(DOTPLACE)(画像引用元)

著者プロフィール

funahashi taku

funahashi taku

空き家を魅力的な「まちのコンテンツ」に生まれ変わらせたり、社会的課題解決のツールとして活用したい、そんな観点から書いているブログ「空き家グッド」を運営しています。2015年6月からはMAD Cityのウェブメディア「madcity.jp」に記事をちょくちょく寄稿しています。
http://akiya123.hatenablog.com/

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