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中古マンションをDIYリノベーション

中古マンションを借りてDIYリノベーションするための5つのポイント

中古マンションに住みながらDIYリノベーション

全国にある約600万戸あるマンションのうち、約半数近くの300万戸がリノベーションを必要とする築20年以上の物件であること、リノベーション済みマンションと中古マンションを購入して(または借りて)リノベーションすることの違い、などについてこちらの記事でご紹介しました。

今回はさらに掘り下げて、中古マンションに住みながらDIYリノベーションする際に知っておくと良い、5つのポイントをご紹介したいと思います。

1 複数の部屋があること

実際は大多数の「中古マンション+リノベーション」を選んだ方はそうなさっているのですが……別の自宅から通いながら、新しいお部屋のリノベーションをするのは大変です。できれば一つの物件に住みながらリノベーションしたほうが作業も効率的ですし、無駄な賃料も移動コストもかかりません。そうなると住みながら、壁塗りや床貼りなどの改装を進めていくわけですから、最低限、寝るお部屋が独立していることが必要です。ですのでワンルーム(1R)のお部屋よりも、複数の部屋がある物件が良いでしょう。なお、1Rと1Kの違いはこちらの記事が詳しいです。

2 共有ルームがあること

じゃあワンルームの場合はまるで駄目なのかというと、そうでもありません。役に立つのは、共有ルームの存在です。自分が借りた部屋以外に、共有で使える部屋が建物内に1部屋あるだけで、いざというとき過ごすことができます。また、そもそもDIYリノベーションの作業には工具や材料など、何かと物入りです。少し借りたいというような工具、一時的に保管しておきたい木材などの材料などを保管できる共有ルームが同じマンション内にあることは重要なポイントです。DIYの作業場にもなりますし、入居者同士の交流の場にもなります。ちなみに、共有ルームがついてくるお部屋は一般的ではないですが、MAD Cityの運営施設にはほぼ用意されています。

共有ルームは入居者交流用スペースになったり、DIYの作業場として使われたり、用途はさまざまです。こちらはMADマンションの共有ルーム。

共有ルームは入居者交流用スペースになったり、DIYの作業場として使われたり、用途はさまざまです。こちらはMADマンションの共有ルーム。

なお物件によって、共有ルームの状態は大きく異なります(MAD City比)。十分、一時避難的に過ごせる部屋になっている場合も、むしろ工事真っ最中のような大工作業の部屋になっている場合もあって、その他の入居者を含めた物件全体の状況によって変わります。新居の内見時には共有ルームもしっかり見ておきましょう。

3 低層階であること

不動産業界の常識として、高層階であればあるほどお部屋の価値は高いとされていて、実際に眺望も良いですし、家賃が高く設定されていることが一般的です。しかしDIYでのリノベーションを前提にすると、むしろ低い階であることが大きなメリットになったりします。

MAD Cityの物件「いろどりマンション」には北欧風の素敵なお部屋があります。入居者さんは住みながらコツコツDIYリノベーションを進めていきました。

MAD Cityの物件「いろどりマンション」には北欧風の素敵なお部屋があります。入居者さんは住みながらコツコツDIYリノベーションを進めていかれたそうです。(詳細はこちらの記事をご覧ください

いろどりマンションのこちらのお部屋もそうですが、壁や押入れ、扉などを解体して取り払ったりしたので、廃材がたくさん出ます。また、床貼り用の合板や家具、インテリアなどの搬入もあるでしょう。エレベーターが付いているマンションであれば多少は楽かもしれませんが、何往復も行ったり来たりするのはなかなか手間です。低層階は防犯性の問題などもあるので一概には言えませんが、意識して低層階に注目してみるのは良いアイデアです。

4 改装について相談できる人間関係があること

壁紙や床の張り替え、家具の制作、バスやキッチンの交換、間取りの変更などなど、自分好みの空間をつくるためには知識やスキルも求められます。内容や規模に応じて相談できる関係性があることは重要です。たとえば「いろどりマンション」ではプロの大工や建築家、工芸作家などが入居されています。ご近所にこのような専門家が住んでいることは大きなアドバンテージです。

さらにリノベーション工事は人海戦術が必要な場面も多々あります。手伝ってくれる知人や友人がいると地道な改装作業の楽しさや効率も増します。ちなみに、DIYリノベーション実践者の住民や、解体ワークショップの参加希望者などが多く居るMAD Cityは、この点ですごく恵まれた環境です。

5 電気・ガス・水道などのインフラ設備の工事は専門業者に任せること

DIYといっても何もかもDIYできるわけではありません。電気・ガス・水道といったインフラ設備の工事は危険性も伴いますし、そもそも資格が必要な工事がほとんどです。迷わず専門業者に任せましょう。安心して相談できる業者についても、MAD Cityではご紹介しています。

MAD Cityの改装可能・原状回復不要物件にお問い合わせください

千葉県松戸駅前のMAD Cityエリア内では、改装可能な賃貸物件・売買物件など個性的なお部屋をご案内しています。本コラムのようなDIYリノベに興味を持たれた方はぜひ物件を検索してみてください。また、MAD Cityでは移転後の暮らしをより豊かで魅力あるものにするために9つの暮らしのサポートを提供しています。さらに、「学ぶ」「描く」「一緒につくる」という3つのコンセプトの下、DIYリノベーション事業に取り組んでいます。合わせてチェックしてみてください。

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そのほか、以下の拠点施設には賃貸だけど「中古マンション+リノベーション」のお部屋がたくさんあります。すでにリノベーション中の事例だけでなく、これからDIYでリノベーション可能な物件情報などもありますので、ぜひご覧になってください。

estate_bar_mad

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著者プロフィール

funahashi taku

funahashi taku

空き家を魅力的な「まちのコンテンツ」に生まれ変わらせたり、社会的課題解決のツールとして活用したい、そんな観点から書いているブログ「空き家グッド」を運営しています。2015年6月からはMAD Cityのウェブメディア「madcity.jp」に記事をちょくちょく寄稿しています。
http://akiya123.hatenablog.com/

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