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【体験レポート】「DIYリノベ」の解体ワークショップ
ピカイチのDIYマンション「いろどりマンション」
2016年3月12日(土)に、MAD City「DIYリノベ」体験ワークショプが開催されました。その舞台となったのが、MAD City 物件のなかでもピカイチのDIYマンションである「いろどりマンション」になります。
「いろどりマンション」は、築41年になるレトロかつ綺麗な外観を保った大型分譲マンションです。お部屋は3DKと広めですが、MAD Cityが仲介することで賃貸マンションとして入居者を募集しており、賃貸なのにフルリノベーションができるマンションということで、DIYに関心のある人たちの注目を集めています。
解体ワークショップの体験レポート
今回のワークショップは、その「いろどりマンション」の内装を自分たちの手で解体して、普段見ることのできない構造や配管設備を勉強しましょうというのがテーマになります。リノベーションの予行練習にもなるため、参加者は、すでに「いろどりマンション」に住んでいる方や、これから住む予定の方たちが大半でした。
まずは、どうやって解体作業をおこなうのか講師から説明がありました。たとえば壁を壊す場合、壁に付いている板などをバールをつかって順番ずつはがしていくようにとアドバイスがあり、実際にお手本を見せてくれます。
ひととおり説明がすむと、参加者たちの解体作業が始まりました。皆、はじめこそ慎重に解体作業をおこなっていましたが、しばらく経つと慣れた手つきで解体していきます。参加者の多くがDIYや日曜大工に関心が高いからなのか、それともワークショップということで思い切りよく解体できるからなのか分かりませんが、解体作業はスムーズに進行していきました。
壁のベニヤ板をはがしていくと、壁の骨組みが露になっていきます。その際、コンセントのついている部分は慎重に周辺を解体していき、感電しないように配線を絶縁テープで巻いていきます。ワークショップでは、丸ノコや電動ノコギリといった電動工具の使い方についても、講師から丁寧なレクチャーがありました。
解体ワークショップ参加者の感想
順調に解体作業が進むなか休憩時間を挟んだため、参加者に話を聞いてみました。
―どこの解体をされたんですか?
壁の解体をやりました。ベニヤは思ったより薄かったですね。構造合板を使ってると思ったんですけど違いましたね
―ずいぶん詳しいですね。普段からDIYやリノベーションに関心があるんですか
今、住んでるのは賃貸ですが、フローリングの上にフローリングマットを張ったりしてリノベーションを楽しんでいます。解体作業は初めてです。このマンションに住むときにリノベーションをどこまで自分の力でやれるのか確認したくて参加しました
―実際に参加してみて、どれくらいやれそうですか
物理的には可能かもしれませんが、仕事が終わった後に作業をやるのかという問題になるので、コストを業者と相談して、1番パフォーマンスのよい組み合わせでまずは住めるようにしないといけないなと感じました
―どんなリノベーションを計画されているんですか
ダイニングと洋室を完全にフラットにしたLDKにして、壁は針葉樹の模様がある構造用合板を使うつもりです。床はフローリングではなくてフローマットにして白ペンキを塗る計画です。あとはキッチンをアイランド型にして、リノベーション前のダイニングルームから洋室まで続く感じですね。家にコーヒーメーカーが10個ほどあるので全部並べようかなと思ってます。
まさに、DIYリノベマンションならではの構想で、夢が広がる話ですね。
今回のスポンサーであるエコランド(株式会社ウインローダー)とは
リノベーションの多くは、まずは解体作業から始まるのですが、工務店や職人さんにお願いすると当然ですが費用がかかります。今回のワークショップも職人の方が指導されて解体作業をおこなっているので、多少の費用が発生しているわけです。実は今回のワークショップ、不用品を無駄にしない「エコランド」という事業を展開されている株式会社ウインローダーにスポンサーとして協賛いただくことで実現しているのです。
株式会社ウインローダーのマーケティング室に所属されている永廣亜沙美さんが、ワークショップに参加されていたのでお話を伺ってみました。
―まずは、エコランドの事業内容について教えていただけますか
エコ回収という不用品の回収をおこなっており、ご家庭で不用になった家電などを料金を頂いてお引取りして、エコオクというオークションに出品して落札があれば、落札額の50%をお客様にキャッシュバックしています。エコオクで落札されなかったものは、国内で販売したり、フィリピンやマレーシアといったアジアの国々へリユースしています。どうしても販売できなかったものは、解体、分別、加工し、リサイクル素材にします
―回収からリユース販売、リサイクル素材への活用まで一気通貫で請け負ってるんですね。それでは、スポンサーになった経緯を教えていただけますか
お引越しのときに不用品を出される方も多く、キャッシュバックは必要ないというケースもあります。その場合は寄付していただきエコオクファンドとして社会貢献団体や被災地支援に使ってきました。弊社はモノを大切にする社会を目指しているので、古くなった賃貸マンションをリノベーションすることで次の方に使ってもらえるようにする、株式会社まちづクリエイティブのビジネスを応援したくて今回、支援することになりました。
不用品のお引取りのさいに寄付された方たちにどんな支援活動であれば喜んでもらえるか考えた結果、モノを大切にするビジネスを応援することにつながったそうです。
「いろどりマンション」はリノベーションでこんなに変わる
私も、初めてDIYリノベーションのワークショップに参加したわけですが、築41年のマンションでもしっかりと基礎が作られている建物なら、解体作業をすることで新しく生まれ変わることができるんだなと感じました。今回、解体作業の講師をしてくださった木村建造株式会社の事務所が同じマンションの1階にあり、リノベーション後の生まれ変わった部屋を確認できます。
最後に、ワークショップの舞台となったいろどりマンションでは、現在新たに入居者を募集しているとのこと。
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著者プロフィール
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higashikubo
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2014年3月から松戸に住み始めて、2015年11月に松戸の情報サイト「松戸NOTE」を、プライベートでスタートしています。
普段は、インターネット業界でマーケティングや分析の仕事をしています。
松戸に住んでる人たちが、ちょっと自慢したくなるようなお店やイベントを見つけては取材して記事にしていく予定です。
http://matsudonote.com
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