【お宅訪問】DIYに北欧エッセンスを

ナチュラルインテリア特集、2回目のお宅訪問は「いろどりマンション」にお住まいの鈴木小織さんのお宅です。

現在インテリア関係のお仕事をされながらご自宅をDIYで改装していらっしゃる鈴木さん。
改装が自由にできる「いろどりマンション」にご入居いただいてから、お部屋とお部屋を仕切る壁を壊して二部屋をつなげるなどの大規模な改装をされています。

「壁をマットなグリーンとブルーグレーで塗装しました。日本ではちょっと珍しい感じにしたくて」と鈴木さん。

鈴木さんは以前、3週間ほどスウェーデンに滞在されたことがあったそうです。そのときのホストファミリーが塗装はもちろん、壁に家具を作り付けたり、お部屋に合うアンティークの家具を探してきてコーディネートしたりとオリジナルなインテリアを楽しむご家族だったそう。その姿を見て鈴木さんも改装やアンティークに関心を持つようになりました。

「最初は貼って剥がせる壁紙があるっていうのを知って、そういうのを貼ってみたいな、くらいのところから始まったんです。でもいろいろ調べていくうちにどうせなら壁に家具を作り付けるのとかそういうのもやりたい！と思うようになりました」と鈴木さんは話してくれました。

お仕事では北欧デザインの商品も多く扱うという鈴木さん。ヨーロッパの雑誌や現地のお宅をインテリアの参考にすることが多いそうです。といっても、北欧といわれてぱっと思い描くようなミニマルでちょっとインダストリアルなモダンさではなく、もうちょっと重厚感や甘さがあるのが鈴木さんのお宅の特徴です。

コーナーのディスプレイもちょっとノスタルジック。「あまり物を置かない空間にしたかった」という鈴木さん。その通りに、でもシンプルすぎず、可愛らしすぎないバランスが保たれています。

壁を壊し、塗装をし、と面積の広い改装をしている鈴木さん。中でもいちばん大変だったのが床板を貼ることだったそうです。
「最初は今ある床の上から床材を貼ればいいかなと思っていました。でも色々調べるとどうも一回床を剥がしてからやるのが良さそうで。」

元々は和室だったお部屋の畳を外し、根太を貼り替えて断熱材をつけました。貼り替えるのも難しかったそうですが、スプレー式の断熱材を吹き付けるのがどうしてもうまくいかなかったそうです。
「床に関しては他の入居者の方にも随分助けていただきました。断熱材はとうとううまくいかなかったので、一部ちゃんと断熱できていないまま床材を貼ってしまいました。いつかまた貼り替えるときに直すかもしれません。」

床材には木目のしっかり出る合板をセレクト。木目を垂直に互い違いに組み合わせることで模様をつけています。
「本当はヘリンボーンの床もやってみたいんです。すごく難しいと思うけど、この家の別の場所で挑戦してみようかと思っています。」何回でも改装できるのがDIYのいいところですね。

まだまだ改装が進行中の鈴木さんのお部屋。作業中の水回りもちょっとだけ見せていただきました。

最後にこれからどういうところに手をつけていきたいか、伺ってみました。

「玄関からリビングにかけての床や、寝室はまだ手をつけられていないのでこれからも改装していきたいです。あとまだできていないこととしては壁付けの収納。寝室にクローゼットの機能を持たせたいので、石膏ボードの壁にどうやったら作り付けられるかアイデアを練っています。」

忙しい仕事の合間を縫って改装を進めている鈴木さん。住む環境に対する愛が伝わってくる改装を見せていただきました。
MAD Cityにはこうやってご自分で改装をしている入居者さんがたくさんいらっしゃるので、初心者の方でも他のお部屋を見学したり、やり方を聞いてみたりすることができます。自分だけの空間を作ることに関心のある方はぜひ一度MAD Cityに遊びにいらしてください。

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