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地元電鉄会社および地元クラフトビールと連携したSDGs商品開発
概要
新京成電鉄株式会社が発起人となり、SDGsに配慮した地域事業として沿線農家の廃棄・余剰食材を活かした商品開発プロジェクトが立ち上がったことに松戸ビールおよびまちづクリエイティブが参画して、廃棄梨を使った新しいクラフトビールを開発しました。
- プロジェクト名
- 梨MAZDO
- 実施期間
- 2022年1月~継続中
ストーリー
松戸を始発として京成津田沼まで千葉の近郊地帯を走る新京成電鉄沿線は、都市近郊ながら多くの農家が生産を営むエリアでもあります。彼ら農家がコロナ禍で売上減少し、作物の廃棄が増えていることに課題を感じた新京成電鉄では、廃棄食材を救済すべく企画を立ち上げ、活用できる商品開発を模索していました。このなかで松戸唯一のクラフトビール醸造所である松戸ビールとの連携が持ち上がりました。
具体的には松戸の名産品である梨の果汁に着目し、沿線の梨農家のうち○治園(まるじえん)と連携することとなり、B品などの梨を圧搾して得られた果汁を活かしたクラフトビールを試行錯誤のうえ、梨のフレイバーのクラフトビールを開発することができました。この商品は新京成沿線のうち、11駅で営業する駅内のセブンイレブン限定で販売され、今後も多くの農家や農作物とコラボレーションしたクラフトビール開発を予定しています。
成果
メンバー
新京成電鉄株式会社
松戸ビール
○治園(まるじえん)
株式会社まちづクリエイティブ
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