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@pikkukukka.jp さんのお店に一歩踏み入れると、そこは北欧の幸せな空気が流れる別世界。一緒にプロジェクトに取り組んでいるURさんと伺いました

まちづくり時代のための「地域プレイヤー発掘プロジェクト」

概要

地方創生時代の開発事業者にとって、地域の人的資源と連携することがいよいよ重要になっています。本プロジェクトはまちづくり会社からカフェや書店、あるいは個人のクリエイターに至るまで、広く地域の人材とされる人的資源の実態把握のうえ、彼らを理解し評価する知見を蓄積します。そのことで開発事業者との連携可能性を高めていきます。

  • プロジェクト名
    • 地域プレイヤー発掘プロジェクト
  • 実施期間
    • 2021年7月~継続中

ストーリー

まちづくりの事例が増えたなか、街を変える起点になったカフェや書店にしばしば注目が集まります。あるいは芸術家やクリエイターの存在が重要であるという事例も散見されます。そういった店主やクリエイターが中心となったまちづくり会社も取り上げられることが増えました。彼らのような地域プレイヤーは多くの場合「他人のためになりたい」「まちづくりをしたい」という美談で語られています。

しかし実際の現場経験をもとに語るとすれば、そういった単純なユートピア感覚をまちづくりの根幹だと捉えることはあまりに安易で、明らかな間違いです。一般的なビジネス以上に持続性が求められ、収益達成が難しいからこそ、まちづくりに関わる地域プレイヤーはよりシビアであったり、よりエゴイスティックな特性を合わせ持つものです。そして地域プレイヤー間の関係も単純な構造ではなく、エゴイズムとネットワークが両立される複雑な役割分担や関係性が成立しています。

本プロジェクトはしばしばアマチュアリズムと一時のユートピア性に彩られがちなまちづくり論の誤りを正し、資本主義的な都市の機能更新と並走しうるだけの強度を持った地域プレイヤーやコンテンツに光を当て、開発事業者との連携を模索しようとするものです。

成果

※in progress

手法

1.地域企業の全体像やその活動を知る

地域プレイヤーを一見すると、多くの事業主や店舗がエリアにただ散在しているように見えます。しかし実際には、一部の事業者が他を結びつけるハブとなっている構造があります。こういったハブ機能を担う主体を地域企業(まちづくり会社)と捉えて、まちづクリエイティブ社を題材に、不動産からクラフトビール、さらには松戸市との連携まで多様な事業内容と、その根底にあるエリアブランディングの手法を共有します。

2.地域プレイヤーの全体像やその要件を知る

これまでまちづくりに関わるボランタリーや社会貢献といった、曖昧な認識で捉えられてきた地域プレイヤーは、実際には全く違った行動原理や特性を持っています。また起業や生活様式をめぐる近年の変化によって、地域プレイヤーとして活躍するための要件も大きく変化しています。こうした地域プレイヤーをどのように把握するか、個々の価値やポテンシャルに寄与する要件がどのようなものか、の分析を行います。

3.個々の地域プレイヤーに接してみる

多様な地域プレイヤーは、個別には属人的な店主の個性や、これまでの人生経験から生まれた独自の価値観などによってその強度を保っています。その多様さが地域プレイヤーの強度に繋がっていることを理解するとともに、共通した要件の存在や重要性に実感を持つために、松戸や渋谷といった2エリアを題材に、代表的な複数の地域プレイヤーにヒアリングを行います。

4.地域企業と地域プレイヤーとの連携を探る

開発事業者にとってソフト面への着目がより重要となるなかで、地域プレイヤーとの連携は欠かせないものとなっています。地域プレイヤーとの今後の連携をより効果的なものとするために、開発事業者が今後に展開すべき新規事業や手法の開発を行います。

メンバー

独立行政法人都市再生機構(UR)
株式会社まちづクリエイティブ

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