賃貸マンションのドアに「マイナンバー」を描く！DIYリノベーションがマンションコミュニティを耕す

「マイナンバーペインティングプロジェクト」って何？

賃貸なのに改装可能・原状回復不要という変わったお部屋ばかりを扱っているMAD City不動産。中でも、特に入居者同士による自然発生的なイベントやプロジェクトが多い物件の一つがMADマンションです。そんなMADマンションで現在、入居者の入居者による入居者のためのアツいプロジェクトが行われています。その名も「マイナンバーペインティングプロジェクト」。マイナンバーって社会保障・税番号制度のこと？と思われる方もいるかもしれませんが違うんです。築42年、5階建て、エレベーター無しの築古賃貸マンションであるMADマンションのドアに、自分の部屋番号（つまりマイナンバー）をDIYで描くプロジェクトです。

MADマンションの入居者で、グラフィックデザイナーの佐藤大輔さんが中心となって企画されました。

賃貸マンションのドアに「マイナンバー」を塗る

「マイナンバー」の日、入居者有志が集まり、佐藤大輔さんサポートのもと、縁取りからペイントまで楽しく作業していました。作業の流れは最初に数字の型をドアにつけて鉛筆で周りを縁取ります。そしてその縁取りされた中をペイントしていきます。

型取りをして筆にペンキをつけたらいよいよドアに塗っていきます。

DIYリノベーションがマンションコミュニティを耕す

マイナンバーペインティングプロジェクトはDIYリノベーションを賃貸マンションの入居者みんなで楽しもう、という趣旨のもと行われています。ドアにペイントするというDIYリノベーションによって、多彩な色やデザインの「マイナンバー」が生まれました。

千葉県松戸駅前の賃貸マンション「MADマンション」では「マイナンバーペインティングプロジェクト」という入居者の方主体による取り組みが行われています。こうしたDIYリノベーションがマンションコミュニティの潤滑油の一つになっています。 pic.twitter.com/2Y53pK56tz

— 舟橋拓（Taku Funabashi） (@cbwinwin) 2015, 7月 31

改装可能とされるマンション物件も、一般的にはご自分の部屋のなか、つまり専有部分についての改装がOKという場合がほとんどです。共有部分にあたる、ドアの外側が改装できるマイナンバーペインティングプロジェクトのような事例は稀です。しかしこうした取り組みがマンションコミュニティを耕し、また新しいプロジェクトの創発や、マンションコミュニティにおける課題の解決につながっていくのではないでしょうか。

ワールドビジネスサテライト（テレビ東京）で全国放送されました

その後、マイナンバーペインティングプロジェクトの模様が7月29日放送のワールドビジネスサテライトで全国放送されました。「ヒットの順番」というコーナーで「DIYリフォームグッズ」について取り上げられていて、そのイントロダクションの部分でご紹介いただいた形となります。こうやって新しい取り組みを取り上げていただけるのは、住民など関係者の励みにもなるはずです。

今夜の「ヒットの順番」はＤＩＹやリフォームに使うグッズに注目します。最近は都心におしゃれなＤＩＹ専門店が相次いで出店し、女性からも人気を集めています。賃貸でも気がねなく使える、“特殊な壁紙”も登場。詳しくはＯＡで。お楽しみに！#wbs pic.twitter.com/Tibg0AHD8o

— ＷＢＳ（ワールドビジネスサテライト） (@wbs_tvtokyo) 2015, 7月 29

MAD Cityのまちづくり

MAD Cityでは2010年のプロジェクト開始以来、5年を経て延べ200人近いクリエイティブ層を誘致してきました。こうしたまちづくりの内実などは、取材や視察でご説明させていただいています。ご希望される方または団体はこちらまで是非ご連絡ください。

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