ホーム > 連載・コラム > クレーン車×スズランテープ×いつもの公園=?!|西口公園プロジェクト
- アート・カルチャー
クレーン車×スズランテープ×いつもの公園=?!|西口公園プロジェクト
スズランテープが公園をジャック!
2013年3月16日(土)~20日(水・祝)に松戸駅前の西口公園にて「西口公園プロジェクト」が開催されました。
公園に現れる重機。どうなるんでしょうか。
スズランテープが結びつけてあります。
スズランテープ越しに見える風景。
下ではなにやら作業がおこなわれています。
大量のスズランテープを結びつけて…
つり上げていきます。
ざばー。
ずーっと上の方までつり上げました。
すごい量のスズランテープですね…
公園の一方では子どもたちが集まってなにやら始まっています。
大量のペットボトルを使って何かをするみたいですよ。
ペットボトルに絵や模様を描いていきます。
絵を描いたらペットボトルに水を入れて…
スズランテープに結びつけていきます。そう、これは子どもたちにプロジェクトに参加してもらうためのワークショップなんです。
こんな公園があったらいいな、という子どもたちのアイデアを描いてもらいました!
みんな熱心に参加してくれました。
ペットボトル以外にも公園の外周に結びつけていきます。
風が吹くとテープが大変なことに…!
でも子どもたちは楽しそうですね。
将棋をしているおじさんたちのところにもスズランテープが。
スズランテープの隙間がだんだんなくなってきました。いつもの風景じゃないみたいです。
日が暮れてライトアップされた西口公園。
ただのスズランテープ、といえばそうなのですがなにか不思議な雰囲気です。
みんなの実験の場として
この「西口公園プロジェクト」、アーティストの内海昭子さんを中心として企画が練られ、松戸まちづくり会議の事業「暮らしの芸術都市-松戸アートラインプロジェクト2012-」の一環として実施されました。
屋外のスペースを作品のために利用したいというアーティストの方はたくさんいらっしゃいます。一方、松戸まちづくり会議の「西口公園グループ」は何となく上手に使うことのできない大きな西口公園をもっと活用してまちのために活かしたいと考えていました。今回のプロジェクトはそんな松戸まちづくり会議が内海さんと一緒につくりあげた、いわば壮大な実験の場です。
公園ってみんなのもの、決まりを守ればだれでも自由に使うことができます。でもそこで大きなプロジェクトをしようとするとそれは自由に、というわけにはなかなかいきません。行政関係へ申請して許可をもらうなど様々な手続きが必要ですし、たぶんひとりの力じゃなかなか実現できないことじゃないでしょうか。
松戸まちづくり会議ではそういうめんどくさい…複雑な手続きをこなしつつ、もっともっとまちなかの色んな可能性に目を向けていこうと考えています。
なんにもないところだって、最高の場所になる。|Edogawa Outdoor Wedding
- 野外パーティーって素敵です。普通のパーティーみたいにテーブルセットして、でも床は緑、天井は青空、だったら色使いだっていつもよりカラフルに…。そんなアイデアから生まれたラベンダー色の椅子。なんだかちょっと、絵本の中みたいで...more
まちの使ったことのないスペースを使ってみるアイデア:イベント「101人ライトドローイング」
- 「ライトドローイング」ってご存じですか?「ライトグラフィティ」と呼ばれたりもします。暗いところでペンライトや懐中電灯を動かして空中に絵を描き、それをシャッタースピードを遅くしたカメラで撮影する方法です。「暮らしの芸術都市...more
過去にはこんな取り組みもしてみました。
2013年度も松戸まちづくり会議は活動を続けていきます。あなたのアイデアも実現可能かも!ご関心のある方はぜひお問い合わせくださいね。
開催概要
「西口公園プロジェクト」
日時:3月16日(土)~20日(水・祝)
会場:西口公園(松戸駅西口)
料金:無料
アーティスト:内海昭子
内容:スズランテープをつかったワークショップと作品の展示を行う。
※ワークショップは3/16(土)13:00~のみの開催となります
協賛:シーアイ化成株式会社
協力:日立建機日本株式会社
写真撮影:冨田了平
著者プロフィール
関連記事
廃材に新たな価値を見出す「CIRCULATION CLUB」が生まれるまで
- 誰かの「いらなくなったモノ」を回収し、「いらない世界を変える」───そんな「循環型物流」の道を切り開いてきた株式会社エコランド。「リユース」という言葉がまだ社会に浸透していなかった頃から、同社はリユースアイテムを多くの人...more
アートと地域の共生についてのノート 台湾編 第3回
- ※このコラムはMAD Cityの入居者に寄稿いただいています。古民家スタジオ 旧・原田米店にアトリエを構える美術作家・池田剛介さんが、今さまざまな論議を呼んでいる「アート」と「地域」について語ります。 連載 「アートと地...more
日本人女性2人目の宇宙飛行士・山崎直子さんが幼少期に通ったプラネタリウムに行ってきた!松戸市民会館プラネタリウム室(NAOKO SPACE PLANETARIUM)
- 松戸駅東口徒歩7分、松戸市民会館の4階にプラネタリウム 松戸駅東口から徒歩約7分、MAD Cityの一角にある松戸市民会館の4階には、ドーム直径8m、定員80名のプラネタリウム室があります。料金は、中学生までは無料、大人...more
「アルファベットを書くように建物を描く」PARADISE AIR ロングステイ・プログラム招聘アーティスト ヴァスコ・ムラオさんが松戸の街で描くアートとは?
- 世界55カ国129都市から合計251通の応募 千葉県にある東京のベッドタウン・松戸は海外からアーティストが訪れ、滞在し、アート作品が生まれる街に変わりつつあります。その大きな理由として、アーティスト・イン・レジデンス「P...more
終わりなき改装 #1
- 株式会社まちづクリエイティブの本拠地である、千葉県松戸市。その駅前半径500メートル内の仮想自治区「MAD City」には、賃貸を行っている数多くの物件がある。 古かったり、作りが特殊だったり――いわゆるワケあり物件にも...more
松戸のまちが一枚の線画に!松戸市民が一番好きな場所を探してみましょう「ヴァスコ・ムラオ作品展示&滞在報告会レポート」(前編)
- ヴァスコ・ムラオの描く「松戸感覚」 黒いペン、紙、時間だけを使って、都市の街並や建築物を描くポルトガル出身のアーティスト、ヴァスコ・ムラオさんが、松戸のアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」での3ヶ月...more