オーガニックショップ？、それともギャラリー&アトリエ？

高度経済成長期にベッドタウンとして栄え、数多くの団地と商店がセットで建設された松戸。

中でも約700世帯が入居するマンモス物件、野菊野団地の裏にある京葉流通センターは松戸が誇る商店群として知られています。

立ち入るとその雑多な店並びにまるで昭和40年台にタイムスリップしたかのような錯覚に襲われる独特の雰囲気を持ったエリア。

その雰囲気とは裏腹に、近年は有機フェアトレードのコーヒーを自家焙煎する「スローコーヒー」や、自然栽培の野菜などをふんだんに使ったベジカフェ「晴れる家cafe」などグリーンやエシカルなお店が集まるエリアとしても注目されています。

＊そのためエシカルシリコンバレーとしても紹介されています。
「エシカルシリコンバレー！京葉流通センターとは」（出展元：オルタナS）
　
そんなレトロでエシカルという一風変わったエリアにDIY・改造可能な2階建て賃貸店舗が出ました。場所はなんと有限会社スローのお隣という奇跡です。

元々、オーナーさんの住居兼設計事務所として使用されていたこの物件は、とにかく見たこと無い作りが満載です。

まずは1階部分。路面には外窓から見ることができるL字型の店舗部分があり、裏には約6帖の作業スペースとトイレがあります。

そもそも珍しいL字を活かして裏はアトリエ、表はギャラリーなんてことも可能ですし、エリア柄を活かしてオーガニック雑貨店というのもいいですね！

店舗として利用する場合には、表は店舗、裏の作業場はオフィスとして活用できますし、道路部分を少し使ってスローコーヒーさんや晴れる家cafeさんと共同イベントなどもできるかもしれません。

そして2階。元々は住居スペースのため設備は古いですが、キッチンにお風呂、トイレや洗面台があり基本的に日常生活するために必要なものは揃っています。

もちろん改装可能なので、物件のbefore afterを想像してワクワクしてしまう方にはぴったりです。

珍しいのは約10帖ある奥の和室。そのまま大きな1部屋でも良さそうなものですが、向かって左側が4帖、右側が6帖というように区切ってあります。

なので和室2部屋と1階の作業スペースを分けてシェアアトリエ、1階路面の店舗部分はラウンジルームかギャラリーなんてのも面白いかもしれません。

更に登るとなんと屋上にあがれます。しかも屋上はお隣さんと更にそのお隣さんにもそのまま続いて行けるため、ほとんど1棟全員でのシェア状態とレアなつくり。

ここもソーラーパネルを設置して電気を自給してみたり、1棟の皆さんと仲良くなって満月の夜に、みんなでお月見ナイトのようなイベントを行うこともできるかもしれません。（もちろん安全対策や確認は必要ですね）

さらに嬉しいのは駐車スペースが無料でついてくること。マンションのルールで目の前には1台、車を止めることが許されているので、車を使う方にはぴったりです。

道路が私道のためもちろん駐禁も切られませんし、しかも今回の物件は角部屋なので2台目も相談可能です。

改造可能、レトロで特殊なエリア、そのエリアに既に集まりつつあるエシカル企業という物件・エリアのオリジナリティに加え、スローコーヒーさんから漂ってくるコーヒーの香りに包まれながら過ごすことができるというおまけまで付いたこの物件。

個人的には天然酵母のパン屋さんなんていいな〜なんて思いながらも「いやいやこんな使い方もできます！」というご要望も大歓迎です。

とにかくエリアと物件の空気感を肌で感じていただきたいので、ご興味を持って頂いた方、まずはご内見下さいませ！

間取り