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無題

【PARADISE STUDIO 滞在レポート】 vol.13 AAPA vol.6

松戸駅前のパチンコ屋さんの上にある、元ラブホテルの跡地を活用したクリエイティブスペース「PARADISE STUDIO」
ここに現在、ダンスユニット、藝術大学の研究室が滞在しています。
そんな彼らの日常を彼らの言葉で紹介するPARADISE STUDIO滞在レポート。

vol.13は、PARADISE STUDIOで居住しているAAPA(アアパ/ Away At Performing Arts)さんのレポートです。

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LAND FES vol.4

春らしく、よく晴れた4月中旬の週末。この日の午後、自分たちは高円寺の商店街周辺で行われた「LAND FES vol.4」に出演しました。

そしてちいさな公園で踊ったのですが、遊んでいた子どもたちも遊具の上から見てくれて、なかには自分から混ざりに来てくれる子どももいました。木と葉っぱと子どもが、公園には似合う気がします。

(撮影: 木村雅章)

(撮影: 木村雅章)

松戸神社の「夜のお花見会」へ

そしてこの日、松戸には夜21時ごろに帰ってきました。

夜に松戸神社で、地元の人が集う「松戸神社神輿連絡会」主催のお花見会が行われると聞いていたので、もう終わってしまったかもしれないと思いつつ、松戸神社へ。
するとまだ人がたくさんいて、境内でわいわいと宴会が行われていました。

奥の倉庫には、お祭りのときに使われているという大きな神輿の姿も。

奥の倉庫には、お祭りのときに使われているという大きな神輿の姿も。

まちづクリエイティブ代表の寺井さんに案内してもらいながら宴会の中にはいっていくと、スタッフの庄子さんと、PARADISE AIRの短期滞在で松戸に来たばかりというチリ出身ホアンさんが、なにやら音響セットを囲みながら相談中。

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どうやら自分の曲のライブは終わって、集まっている地元の人から何やらリクエストがあった様子。PCの画面を見ながら、ギターをチューニングするホアンさん。しばらくして・・・
ピンクレディーの曲がスピーカーから流れ出し・・・
生演奏も交えた即席カラオケがスタート、会場もいっせいに手拍子!

マイクを手渡された割烹着に三角巾姿のおばちゃんが、踊りながらノリノリで歌ってくれました。

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つづいて大黒摩季の「ら・ら・ら」にチェンジ。

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マイクを急に手渡され、PCモニターの歌詞を見ながら歌う姿、それを写真に撮ろうと前に出てくるおじさんもいて周りからの手拍子が盛り上がる姿は、集まっていた50人以上の地元の人たちが、大家族のように見える瞬間でした。

ほどなくして、夜もふけてきたんで大音量はそろそろ・・・!とストップが入り、国際型カラオケチームはここで解散してしまいましたが、松戸の地元コミュニティと、外国人アーティストの普段着の交流の姿を見ることができて良かったです。

夜の「松戸駅前」に戻る

この地元のお花見会が行われていた松戸神社から、松戸駅前までは歩いて5分ほど。

すぐ着いてしまう距離なので、神社でのカラオケが終わった後に駅前まで戻るとさっきの神社で見ていた景色が、ビルやマンションで埋もれてしまったように感じます。(平成狸合戦ぽんぽこの最後のシーンを思い出してもらえれば良いかと…)

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まったく違う世界が、松戸のこことむこうにあることを実感するわけですが、自分の身近にあるのは、明らかにこの駅前の景色です。駅前から伸びる道沿いとその一帯には、高層マンションがさらに増えてきていて、そこに住む人は、電車で都内に通勤する毎日を過ごすのだろうと想像する。

お花見会で話した地元の人が言っていた、都内に通勤して寝泊りしているだけのマンション住民はここにゴミを捨てていくだけだという言葉は、言い過ぎただけかもしれないけれど、
地元と言える場所はなく、基本的にマンション住民と変わらない自分にとっても痛い言葉でした。
以前は宿場町だったこの土地に受け継がれてきたものと、ともに暮らしている地元の人たちには、
そう見えるのかもしれない。

この日、昼の高円寺と夜の松戸で行われていたことは、
「家」のような「街」/「街」という名の「家」に、どちらも近いと感じると同時に、
それぞれは遠く離れていて、大きく違う。

やはり「家」がないことの大きさを感じる、4月の週末でした。

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