【PARADISE STUDIO 滞在レポート】 vol.9 　monsHirop 3羽目

松戸駅前のパチンコ屋さんの上にある、元ラブホテルの跡地を活用したクリエイティブスペース「PARADISE STUDIO」。
ここに現在、ダンスユニット、藝術大学の研究室が滞在しています。
そんな彼らの日常を彼らの言葉で紹介するPARADISE STUDIO滞在レポート。

vol.9は千葉県・松戸に突如出来た2014年1月~4月限定のエンターテイメント・スペース、monsHirop（モンシロ）さんのレポート。今回は4月27日(日)までの展示のオープニングイベントの様子です。
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柳井信乃個展「うつし身- Ghost Selef」オープニングイベントレポート

3月いっぱいおとなしくしていたオルタナティブ・スペース「monsHirop」にて、柳井信乃個展「うつし身- Ghost Selef」がはじまりました。その初日である今月4月19日には、同日に開催されている某有名なイベントの裏番組として「monsHirop ART NIGHT」と称し、ライブパフォーマンスを盛り込んだオープニングパーティが行われました。いつもは少し暗くて怖いラブホテルの一室であるmonsHiropが柳井さんの作品により、さらに怖め（？）に華やかに、たくさんのお客さんと盛り上がった一夜となりました。

ライブでは、2組の個性豊かなゲスト＋個展を行っている柳井さん、そして大和田俊さんによるパフォーマンスが行われました。まず、はじめにパフォーマンスを行ってくれたのが、『潮騒のメモリーズ』と称するオルタナティブ・ラップユニットのお2人。しっぽりした弾き語りからはじまり、アバンギャルドを感じさせる40分のベースとボイスの即興演奏、そして「ただれた左手」というラップ曲を披露するパフォーマンスに続き、過激なショーを見せていただきました。某連続ドラマテレビ小説に深く感銘を受け、このパフォーマンスに挑んだそうです。衣装も手作りし、気合いと思いのこもった内容でした。

2組めはthe Alien Networksという即興演奏家集団による演奏です。このユニットは東京芸術大学のとある授業内をきっかけに結成されたインプロヴィゼーショングループで、都内でもライブ活動などされているそうです。サックスとピアニカ、シンセサイザーと不思議なボイスが響く、まさしくインプロヴィゼーションな演奏でした。生楽器の演奏がラブホテルで響きわたる独特な雰囲気が印象的で、お客さん一同も楽しんでおりました。

そして最後に柳井信乃＋大和田俊による個展「うつし身-Ghost Selef」関連のパフォーマンス。5分間にわたるとある機材を用いたパフォーマンスでしたが、かなり過激でショッキングな内容でした。画像や詳しい内容が、展示内容との関係上ここに書けないことが残念です。しかし、観客・関係者一同圧巻された様子でした。たくさんのお客さんにも訪れて頂き、非常に楽しいオープニングパーティナイトを過ごすことができました。そしてあの過激パフォーマンス、会期最終日の関連トークイベント内で再演（？）するかもしれないので、ご興味がある方は是非そちらへどうぞ。

さてさて、monsHiropでは4月27日まで柳井さんの個展が続きます。平日は16~20時（金曜日は休館です）、26日土曜・日曜は12~20時の開館となっております。最終日の日曜にはトークイベントも行われる予定ですので、たくさんの人が松戸・monsHiropにいらしていただけるとうれしいなと思っています。

※展示情報は 【4/19スタート】monsHirop ART WEEK柳井信乃個展「うつし身—Ghost Selef」 をご覧ください

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