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リノベーションマンション

全国のマンションの約半分がリノベーションを必要とする築20年以上の物件!リノベーション済みのマンションを選ぶか、自らDIYリノベーションするか

リノベーションとは

リノベーションとリフォームの違いについて、株式会社リビタのサイトでは以下のように説明されています。

リノベーションとは、中古住宅(ストック)の機能・性能を一新し、活用する行為のこと。「リフォーム」は、新築時の状況に近づけるための”修繕”的な工事であるのに対し、「リノベーション」は、今の時代や現在の住まい手のライフスタイルに合わせて、間取りから内装・外装、設備までを刷新。時には構造体などのインフラ部分も修繕し、バリューアップさせることを言います。

リノベーションって?

新築と比べて抑えめの価格でも立地・予算・条件に合わせた物件が見つけやすかったり、間取りや内装、設備などを自由にプランニング出来たり、購入後も資産価値の目減りが少ないなど、リノベーションのメリットは様々です。

リノベーションとは何かについて、中古マンションのリノベーションで暮らしとコミュニティをデザインする会社「リビタ」のウェブサイトが詳しいです。

リノベーションとは何かについて、中古マンションのリノベーションで暮らしとコミュニティをデザインする株式会社リビタのウェブサイトが詳しいです。(画像引用元)

全国の約600万戸あるマンションのうち、300万戸がリノベーションを必要とする築20年以上の物件

今回はマンションにスポットを当てたいと思います。国土交通省が公開している平成26年度住宅経済関連データによると、全国にマンションのストックは約613万戸(平成26年度末時点)あります。

平成26年度末時点で全国のマンションストック戸数は約 613万戸あります。

平成26年度末時点で全国のマンションストック戸数は約 613万戸あります。(画像引用元)

そして、この約600万戸のマンションストックのうち、半数近くの300万戸がリノベーションを必要とする築20年以上の物件です。

築20年以上経った中古マンションはリノベーションが必要不可欠だそうです。そして、そんなリノベーション不可欠なマンションが全国に約300万戸もあります。

築20年以上経った中古マンションはリノベーションが必要不可欠だそうです。そして、そんなリノベーション不可欠なマンションが全国に約300万戸もあります。(画像引用元)

国も中古住宅市場やリフォーム市場の環境整備に向けた様々な方策を打ち出しています。「つくっては壊す」というスクラップアンドビルド型のスタイルから、「いいものをつくり、きちんと手入れを施し、長く大切に使う」という持続可能なストック活用型のスタイルへの変化は、住宅市場のなかでもごく当然のものとして浸透しつつあるといえるでしょう。

リノベーション済みマンションとは

さて、築20年以上のマンションはリノベーションが必要不可欠だそうですが、もちろん買主、借主の選択肢は尊重されるべきで、そのまま中古マンションとして受け継ぐもよし、リノベーション済みマンションを購入するもよし、中古マンションを購入してからリノベーションをしても、いずれもOKです。

4種類の住まいの選択肢の比較表です。

4種類の住まいの選択肢の比較表です。(画像引用元)

新築マンションは、価格が高くエリアが限定されますが、最新の快適さを重視される方に。
中古マンションは、設備・内装は古いですが、コストや居住エリアを妥協したくない方に。
リノベーションマンションは、中古でありながら、新築同様の部屋にすぐに入居することができ、価格も手頃なので、全ての要素において満足したい方に。
中古マンション+リノベーションは、手間や時間はかかりますが、自分のこだわり・オリジナリティを反映した家づくりをしたい方に向いていると言えます。

インテリックスリノベーションレポートvol.7

新築マンションと中古マンションはわかると思いますが、リノベーションマンションはいかがでしょうか?リノベーションマンションとは、既にリノベーション済みのマンションのことです。躯体は中古なので新築と比べると安価ですが、一方で部屋の中は新築並みで、間取りや設備も最新のキレイなお部屋に住むことができる。言い換えればリノベーションマンションは、新築マンションの価格が高すぎて合理的でないと感じる人のための、「新築マンションの代わり」と言えます。悪く言えば、質の低い新築マンションとも言えるでしょう。

株式会社リビタのリノベーション済みマンション「宮前平スカイハイツ」です。

株式会社リビタのリノベーション済みマンション「宮前平スカイハイツ」です。(画像引用元)

「中古マンション+リノベーション」はマンションよりも戸建てに近い?!

先ほどの表はマンションについて比較されていますが、そもそもマンションの弱点は一部を除いて「外観はもちろん、内観も自分の好みに作ることができない」ということです。こればっかりは賃貸は当然、分譲マンションでも、基本的にはすでに出来上がった既成品のお部屋を買うことしかできません。これは手っ取り早いというマンションのメリットと表裏一体です。外観内観を自分好みにしたい人の選択肢は、表には掲載されていない「注文住宅」になります。

中古マンション+リノベーションは、すぐに住めなかったり、工事の手間がかかりますが、「自分で自分の部屋を作れる」というメリットがあります。物件種別ごとの比較で言うと、マンションよりむしろ戸建である「注文住宅」に近い性質なのです。注文住宅を建てるとなると、建売住宅以上に贅沢で、新築マンションどころではなく手が届きにくい印象ですが、中古マンション+リノベーションは注文住宅的なニーズに応えるものです。

ただし中古マンション+リノベーションは、まだあまり一般的ではありません。扱う業者も増えてきましたが、注文住宅に近いという性質からも想像できるように高額になることが多く、リノベーションマンション以上に敷居が高いのです。そこで今後注目されると思われるのが、「中古マンション+リノベーション+DIY」という手法です。

戸建を自分で建てるセルフビルドの選択肢は多くの人にとって非現実的ですが、中古マンション+リノベーション+DIYになると少し現実味を帯びてきます。しっかりした躯体をDIYで建てることは困難ですが、マンションであれば躯体が最初からでき上がっており、内装のリノベーションだけ考えれば済みます。中古マンションをDIYでリノベーションすれば、やり方次第で予算も抑えることが可能で、効率的に自分の思い通りの住まいを手に入れる選択肢の一つになります。

MAD Cityには、DIYかつ賃貸で「中古マンション+リノベーション」した事例がたくさんあります

中古マンション+リノベーションにおける、DIY(Do It Yourself)で試行錯誤しながらつくりあげていくプロセスは、エンターテイメント的に楽しめるものでもあります。例えばMAD Cityの代表的な物件の一つである「いろどりマンション」は賃貸物件にも関わらず、北欧風のDIYリノベーションを施された素敵なお部屋があります。フリーレント物件(入居後、一定期間賃料が発生しない物件)であったことも大きくて、住みながらDIYリノベーションを進めていったそうです。

壁や天井、床に家具などのインテリア。アイデアと行動力次第で素敵なお部屋をDIYリノベーションでつくることができます。

壁や天井、床に家具などのインテリア。アイデアと行動力次第で素敵なお部屋をDIYリノベーションでつくることができます。(画像引用元)

また、入居者さんはDIYビギナーでしたが、同じマンションのなかに、プロの大工や建築家、工芸作家などMAD Cityの住民が入居されているので、改装するにあたって色々相談されたそうです。こうした気軽に相談できるネットワークがあることは大きなアドバンテージです。他にも、MAD Cityが行っているDIYリノベーションのサービスでは、入居者がライフステージに応じて自ら「更新し続けられる部屋づくり」を目指したワークショップや事例見学会といったサポートを行っています。また、DIYリノベに関するコラムの発信も行っていますのでご覧になってみてください。

そのほか、以下の拠点施設では上記でご紹介した以外にも、賃貸だけど「中古マンション+リノベーション+DIY」できるお部屋を提供しています。千万円単位の予算を用意しないといけない売買とは違い、賃貸なら10万円単位の予算から取り組むことも可能です。すでに以前の住民により一定のリノベーションが施されてさらに改装できる物件も、まだ未リノベーションでこれからDIY可能な物件もありますので、ぜひご覧になってください。

estate_bar_mad

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著者プロフィール

funahashi taku

funahashi taku

空き家を魅力的な「まちのコンテンツ」に生まれ変わらせたり、社会的課題解決のツールとして活用したい、そんな観点から書いているブログ「空き家グッド」を運営しています。2015年6月からはMAD Cityのウェブメディア「madcity.jp」に記事をちょくちょく寄稿しています。
http://akiya123.hatenablog.com/

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