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住宅街の中で見つけた3色のトタン外壁が鮮やかな「トリコロールハウス」。

まだまだありますMAD Cityのトタン建築!築古物件探索記(3)

※このコラムはMAD Cityエリア内で見つけた個性的な建物をご紹介する連載です。

連載「築古物件探索記」

築古物件万歳

歩いていてワクワクするようなまちってどんなまちでしょうか?同じようなデザインの建売住宅やマンションが連なっているまちでワクワクするというのは少し無理があるように思います。むしろ新旧の建物が混在して、その土地の独自性や、歴史や文化を感じることができるまちに魅力を感じます。松戸はごく一般的な地方都市で、歴史的建造物で有名な街というわけではありませんが、それでも古い建物はひっそりと眠っています。そこで今回はMAD Cityエリアの個性豊かな築古物件たちをご紹介していきます。

こちらの建物も築50年弱とけっこう年季が入っています。右側にMAD City GALLERYが入居していますが、もともとは洋服屋さんでした。

こちらの建物も築50年弱とけっこう年季が入っています。右側にMAD City GALLERYが入居していますが、もともとは洋服屋さんでした。

百花繚乱!トタン建築、そして今回はオールトタン

色合いや色の組み合わせなど、現代アートっぽいところが魅力なトタン建築を紹介するのも今回で3回目です。前々回の記事では、トタン建築はノスタルジーとアバンギャルドを内包している天然の現代アートであると少し大仰に紹介しました。そして前回の記事では、桜色・ペールブルー・ペールグリーンといった色彩豊かなトタン建築を紹介しました。

さて今回は建物のトタン使いに細かい特徴を見出すというより、見たまんま全てがトタン、トタンで作りました!としか言いようのない建物をご紹介してみたく思います。(なお登場する名称はMAD Cityスタッフが勝手に付けた愛称です)

アンテナ荘

オーソドックスな薄赤色のトタン外壁に包まれたこちらのアパート。屋根の中央に立つ巨大アンテナが目立ちます。トタン外壁にサビはそこまで目立っていないので、比較的築浅なトタン建築です。この建物の周りは戸建住宅が多くて、こういった昭和な感じの薄赤色のトタン建築はなんとも言えない存在感がありますね。

規則的な薄赤色のトタン外壁と屋根上の巨大なアンテナが目を引く「アンテナ荘」。

規則的な薄赤色のトタン外壁と屋根上の巨大なアンテナが目を引く「アンテナ荘」。

ブラックティーハウス

焦げ茶色の艶やかなトタン外壁に囲まれたこちらの建物。全体的に光沢があっていい感じの倉庫感があります。こちらも割と新し目の築浅な感じのトタン建築です。配管やら電線やらがたくさん飛び出していて、生活感が感じられますね。駅前徒歩5分圏内という好立地にあるのもポイントです。

焦げ茶色のトタン外壁に覆われた「ブラックティーハウス」。しかも駅前徒歩5分という好立地。

焦げ茶色のトタン外壁に覆われた「ブラックティーハウス」。しかも駅前徒歩5分という好立地。

トリコロールハウス

ついに見つけました!三色のトタン外壁が印象的なこちらの建物。住宅なのか倉庫なのか用途まではわかりませんが、クリーム色に濃い焦げ茶色、青色という3色のトタン外壁を使い分けているあたりがなんともニクい。狙ってこの3色をチョイスしたのか、それとも無意識なのか、オーナーさんのトタン使いの意図が気になります。

住宅街の中で見つけた3色のトタン外壁が鮮やかな「トリコロールハウス」。

住宅街の中で見つけた3色のトタン外壁が鮮やかな「トリコロールハウス」。

ちょっと変わった物件を探している方は、MAD Cityまでお問い合わせください

トタンに広がる錆は、人間の手でコントロールできないゆえの「味」があります。錆の模様やグラデーションは天然のアート作品とも言えます。MAD Cityではちょっと変わった物件を取り扱っています。今回ご紹介したような、元々は一見古くて見向きもされないような建物だった物件も数多くあります。ぜひ物件検索してみてください。また、MAD Cityでは入居者の移転後の暮らしをより豊かで魅力あるものにするために様々なサポートをご提供しています。あわせてチェックしてみてください。

物件を探す
9つの暮らしサポート

また、今回ご紹介したような建物のような個性的なデザインや古さが逆に魅力となっている物件をご存知の方はぜひ情報提供いただけたらと思います。物件相談から探索まで、できる限り対応させていただきます。

個性的な物件の情報提供、物件相談・探索はこちらまで

※なお、今回ご紹介した建物はMAD Cityエリア内に実在の建物ですが、入居者を募集している不動産物件ではありません

連載「築古物件探索記」

著者プロフィール

funahashi taku

funahashi taku

空き家を魅力的な「まちのコンテンツ」に生まれ変わらせたり、社会的課題解決のツールとして活用したい、そんな観点から書いているブログ「空き家グッド」を運営しています。2015年6月からはMAD Cityのウェブメディア「madcity.jp」に記事をちょくちょく寄稿しています。
http://akiya123.hatenablog.com/

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