> > 2月13日(月)~『何が価値を決定するのか、について何を知っているのか』

  • MAD City 住民
  • MAD City 地域情報
  • アート・カルチャー

プリント

2月13日(月)~『何が価値を決定するのか、について何を知っているのか』

場所:MAD City Gallery

イベント内容

2月13日(月)~『何が価値を決定するのか、について何を知っているのか』
開催日:2017年2月13日(月)~26日(日)11:00~18:00※火・水定休
参加費:入場無料
会場:MAD City Gallery
アクセス:千葉県松戸市本町6-8 (JR/新京成線松戸駅徒歩3分)
主催:株式会社まちづクリエイティブ
協賛:エコランド(運営:株式会社ウインローダー)
お問い合わせ:コンタクト(MAD City)

アップサイクルアートプロジェクト「TUMUGI 紡ぎ」

千葉県松戸市のまちづくりプロジェクト「MAD City」では、建物をはじめとする使われなくなった資源の発掘や利活用、リノベーション、地域住民などコミュニティとの協働、社会性のある事業取り組みといった活動によって地域活性化を実現しています。そしてこのたびMAD Cityでは物件・材料共にどちらも不要になったものを活用した新しい取り組みにチャレンジすることになりました。

不用品となった洋服を、まちの人の各々の価値観で仕分けをし、まち在住のアーティストがそれらにインスピレーションを得て服を制作。アパレル店跡を改装したギャラリーにてそれらを展示/販売し、閉店した服屋が現代に蘇るという一連のアップサイクル活動のプロジェクト「TUMUGI 紡ぎ」を開始します。このプロジェクトに力を貸すのは、まち在住在勤の芸術家である西岳拡貴氏。現代アートの作家でもありながら、パリコレに出展するような大手DCブランドの服作りに従事するなど、職人的な技術も持ち合わせたアーティストです。

Hiroki Nishitake

Hiroki Nishitake

『何が価値を決定するのか、について何を知っているのか』

アップサイクルプロジェクト「TUMUGI 紡ぎ」は、エコ回収を行っているエコランドの協力で、リサイクル寸前だった洋服を大量に引き取り、それを千葉県松戸市の住人や会社員等、約30名で仕分けする作業から始まりました。

誰にも必要とされなくなった古着

誰にも必要とされなくなった古着


洋服の山を「デザインが好き/嫌い」で2袋に仕分け、2袋に仕分けられた洋服のうちの1袋を別の価値観「着たい/着たくない」で仕分け、残りの1袋を「元値が高そう/安そう」という具合にどんどん仕分けていきます。そうして30人分の様々な価値観を経て細かく仕分けられた洋服の組み合わせから、言葉と素材というインスピレーションを得て、アーティストの西岳氏がひとつのアート作品としての洋服へ生まれ変わらせる制作活動に入り、50着を仕上げて販売します。
作品の価格はまちの人々の価値観によって変わり、1,000円~50,000円を予定しています。

item1

展示に際して

 本展は、廃品回収された150着の古着をリメイクして作られた服、彫刻、映像、買い取りレシートで構成されている。リメイクした服は49名が各々の価値基準で仕分けし、50種類の価値のレイヤーがかかった厳選素材で作られている。また価格もそれに応じて決定している。
 廃品にどういった価値を付けていくか。そもそも価値を決定することとは何なのか。制作やインタビューを続ける中で、それぞれがそれぞれの価値観を持ち、その価値観は過去、現在に大きく影響されているものである事を感じた。時間の経過のように価値とはおそらく個人の中では日々変化し、決定できない事柄なのかもしれない。しかし、システム的に決定される揺るがない価値も存在する。

 本展は、あなたにとって『何が価値を決定するのか、について《あなたは》何を知っているのか』を問う展示です。
                                               西岳拡貴

関連企画

アーティスト×キュレイタートーク『何が価値を決定するのか、について何を知っているのか』

MAD City Gallery

15803586449_16b0c623f2_k

 展示会場は、本展覧会を皮切りにリニューアルオープンを行うMAD City Gallery (千葉県松戸市本町6-8)です。かつてテーラーであったこの物件、ギャラリーとしてのアップサイクルにもご注目ください。

プロフィール

Hiroki Nishitake

西岳拡貴 | Hiroki Nishitake

1984年生まれ、長崎県出身。愛知県立芸術大学美術学部彫刻科に在学中の2007年、瀧富士国際美術賞を受賞。卒業制作展では桑原賞を受賞。卒業後は東京藝術大学大学院へ進学し、修士課程修了作品はサロン・ド・プランタン賞を受賞。潤徳女子高等学校の専任教諭を務め、現在はパリコレにも参加する大手ドメスティックブランドの制作を担う株式会社クラボで制作に携わっている。また、あいちトリエンナーレをはじめとする国際的なアートイベントにも出展している。 http://nishitake.jp

不用品回収の前にエコ回収 ~あなたの「いらない」が、誰かの「ほしい」に~

株式会社ウインローダー

通常の物流で行われていた範疇を超え、環境問題を意識した事業を展開しているウインローダー。消費からさらに一歩先、リユースやリサイクルによる新しい物の流れを作る「エコランド」を展開し、消費されたものを再び小売店でリユース、あるいはリサイクルすることで、廃棄物を出さない新しい物流「循環型物流」を展開しています。

関連記事

こむすびキッチン

2023年2月25日(土)こむすびキッチン開催

こむすびキッチン*第19回~豚汁フェス~開催! こむすびキッチンは、子どもたちが中心となってご飯を作り、地域の方々に配ることを目的に活動しています。 今回は豚汁フェス!ご飯のお供はビュッフェ形式でご用意いたします♪ 完全…more

7F3

起業/住まいセミナー

「声を聴く」をテーマに、生活に密着した仕事づくりを考える会を行います。「自立や起業」「居住支援」について、当事者だけでなくNPO職員、不動産関係者、大学教員など、関係する人々の声を伺います。多様で、考えの違い、意見の異な…more

7F3

M.A.D. Center ビジネス相談会

M.A.D. Centerでは、松戸市内で新たに起業創業しようとする方に向けたビジネス相談会を実施します。運営するまちづクリエイティブ社ならではの、エリアや地元資源を巻き込んだ手法や、あるいはクリエイティブや社会企業性を…more

7F3

M.A.D. Center ビジネス相談会

M.A.D. Centerでは、松戸市内で新たに起業創業しようとする方に向けたビジネス相談会を実施します。運営するまちづクリエイティブ社ならではの、エリアや地元資源を巻き込んだ手法や、あるいはクリエイティブや社会企業性を…more

原発を止めた裁判長1

原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち

MAD City入居者の吉野裕司さんが音楽を担当した、ドキュメンタリー映画 『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』が 2022年9月10日ポレポレ東中野で公開されました。 地震予知の不可能、原発施設の地震に対…more

2月13日(月)~『何が価値を決定するのか、について何を知っているのか』

千葉県・松戸駅前のまちづくり「MAD City(マッドシティ)プロジェクト」の公式サイト。改装可能な賃貸物件の提供から、暮らしに役立つアイデア、DIYな生活情報、イベント情報などを発信しています。

Copyright Machizu Creative Co., Ltd. All rights reserved.
まちづクリエイティブ

AddThis Sharing